皆さん、こんにちは！だいぶ寒くなってきましたね…ご自愛ください。

一昨年に引き続き、平成27年度緊急消防援助隊北海道東北ブロックの訓練が岩手県北上市にて開催されました。
小職の滞在期間はなんと11連泊、すっかり北上の土地勘もつき、私の人生で思い出多い地となりました。

今回の訓練ポイントは、近年異常気象により全国に広がる「土砂災害」訓練と旧北上病院跡の実際の建物を活用した中高層建物救出訓練です。北海道及び東北全域から緊急消防隊員の皆さんが北上市に一斉集結、瞬時に共同による現地指揮本部が設置され、陸・空からの緊急救助訓練が開始、と同時に応急救護所が設置され救護者のトリアージ、医療機関と連携した適切でスピーディーな応急対応訓練が実施されました。

近年、この訓練は「ブラインド型訓練」と言われ、参加隊員の皆さんには現地に来るまで一切現地情報を提供しない方式による現地対応重視型の訓練です。見知らぬ隊員同士が同じ志と行動規範の中で繰り広げる訓練は見ていて本当に頭が下がります。
我々が安心して暮らせるのは、緊急消防援助隊員の皆さんの日頃の努力の賜でもあります。逆に私達もこの貴重な訓練に関わることで少しでも地域のお役に立たせていただいている実感があり、とてもやりがいのある仕事と自負するところです。お陰様で大成功とご評価もいただきました。

ご用命いただきました実行委員会様及び各関係機関様に心より御礼申し上げます。約1年間、頻繁に北上へ伺っていましたので、今後行く機会が減り少し寂しい気持ちの堀からの報告でした！