コラム

【防災訓練】2023年度の総合防災訓練実施大綱(重要事項)について

【防災訓練】2023年度の総合防災訓練実施大綱(重要事項)について

長い間感じている、不安。

皆さん、こんにちは。

6月27日午前中、私の勤務先である東京日本橋堀留町の弊社が入るビルが3回程揺れた。

すぐネットで地震速報を調べたがその情報は見当たらない。おそらく、震度1~2程度なので発表もされていないのかな・・・と、その時は思った。でも思い返してみると、過去からこういう小さな地震というのは多々あり、ずっと長い間私は嫌な胸騒ぎがしている。

 

 

約3ヶ月で震度3未満の地震回数は1,000回以上

そんな中、日本地震学会の広報誌(5月号NO.133)に衝撃的なデータが掲載されているのを見た。

引用元:公益社団法人 日本地震学会 広報誌「なゐふる」133号(2023年5月)「主な地震活動(2023年1月〜2023年3月)」掲載画像データ使用

https://www.zisin.jp/publications/pdf/nf-vol133.pdf

 

これは、日本近郊において、今年の1月1日〜3月31日のたった3ヶ月間の間に、マグニチュード3未満(震度3未満)の地震がなんと1,068回もあったという図表です。(これ以外にM3以上の地震もありましたね・・・)

 

正直、私はこれを見てゾッとしました。(皆さんはいかがですか?)

直感的に思ったのは、いつ「人命を脅かす大地震(マグニチュード7以上)」が発生してもおかしくない状況じゃないか・・・ということです。

 

この地震発生分布図をよく見ると、近年大地震が危惧されている「日本海溝周辺海溝型地震」、「首都直下地震」、「相模トラフ海溝型地震」の北海道から東北・関東全域の日本海側での発生が一番多く、それは小笠原諸島方面にも分布しています。また、「南海トラフ地震」、「中部圏・近畿圏直下地震」エリアも確実に地震が起きています。

 

 

まずは、国民全体が危機感を持つ

このようなデータを見ると誰もが「常に大災害に備えていないといつか私も・・・」という思いが頭をよぎるのではないでしょうか。国民の防災力向上、防災意識の定着化への行動の入口は、このような情報開示から国民に危機感を持ってもらうこと・・・なのだと思います。

そして、その災害への不安を少しでも軽減させるためには、災害を学び・防災を体験することが必要で、それを実現するイベントが「防災訓練」です。

 

防災訓練実施に向けた重点事項

過去の災害検証と今後危惧される災害への取組として、5月30日、内閣府中央防災会議で「令和5年度の総合防災訓練大綱」が決議発表されました。

今年の防災訓練実施に向けた重点事項は、大きく3つのテーマになっています。

 

①より実践的、効果的な災害対応訓練

②防災訓練を通じた防災意識の定着、災害対応の改善

③デジタル技術の活用

 

これらの詳細は、内閣府防災情報のページ〜みんなで減災のHPに掲載されています。

https://www.bousai.go.jp/taisaku/sougou.html

 

 

私が興味深いのは、前年度の訓練大綱内容から今年の訓練大綱内容がどう変わったか・・・です。(このHPには新旧対照表も掲載されています)

なぜなら、直近で起こった災害を踏まえ、「今後◯◯◯◯な災害が危惧されるから(起こるから)〜」、「今年の訓練は◯◯◯◯想定を考慮した実践的訓練にすること」等、明確に記載されているからです。

災害の種類や被災想定、それをとりまく環境も年々変化しているので、例年この訓練大綱概要と対照表を見て弊社の訓練業務に反映し、訓練の主催者様にご提案するようにしています。

 

昨年との変化・追加点

昨年と大きく変わった点、追加された点は

”東日本大震災、令和4年3月に発生した福島県沖を震源とする地震、令和4年8月及び9月に発生した大雨や台風等の既往災害への対応や、「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法」(平成十六年法律第二十七号)の改正及びそれに伴う日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進基本計画の変更等”です。

引用元:【令和5年度総合防災訓練大綱】1.総合防災訓練大綱の意義https://www.bousai.go.jp/taisaku/pdf/r5taiko.pdf

 

 

これらを纏め、今年の防災訓練の重要テーマを導くと

 

1.「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震」、「首都直下地震」、「相模トラフ海溝型地震」等大規模地震に向けた実践的訓練。

2.実際に大災害が起こった際の様々な伝達・対応・避難・応用訓練。

3.官・民・地域・団体・各関係機関間の処置対応連携強化。

 

大きく分けてこのようなテーマではないかと思います。

過去と違う点は、実際に大災害が起こることを前提とした訓練内容が多いように感じる点です。

 

 

最後に

いよいよ、今年も防災の日(9月1日)まで約1ヶ月となり、弊社でも昨年以上の全国各地防災訓練準備に明け暮れる日々が続いております。

より多くの防災関係機関、地域の皆様に防災訓練に参加いただいて、災害を学び、防災を体験し、地域連携を高めて日々の備えをより充実していただくことを願います。

そして、全国民の防災力向上と防災意識の定着化が図られ、胸を張って「災害に強い日本」と言える国民でありたいと願うばかりであります。

 

お気軽にご相談ください

弊社の「防災訓練」パンフレット第2段(Vol.2)が完成し、防災関係機関の一部の皆様にはお送りさせていただきました。

弊社の過去訓練行事の集大成と訓練の手引きが掲載されています。必要な方はご遠慮無くお申し込みください。

(※同業他社の皆様にはご遠慮いただいておりますことお詫び申し上げます)

 

この記事を書いた人

堀 裕

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