コラム

ヨーロッパ製大型テント導入 秘話

ヨーロッパ製大型テント導入 秘話

ヨーロッパ製大型テントへの憧れ

こんにちは堀です。

私がヨーロッパ製の大型テントメーカーHTS tentiQ(当時、RODER HTS TENT)と出会ったのが2003年(平成15年)、今年で約20年近くとなります。

当時、国内のイベント&レンタル会社では、ヨーロッパメーカーの大型テントを保有しレンタル運用している会社は2〜3社程度でした。屋形式テントや10M角テント程度のレンタルテントしか保有していなかった当社ですが、当時、年々屋外大型イベントの受注が増えていた時期で、もっと大型でデザイン性にも優れ、強度があり、尚且、施工が簡単で汎用性のある大型テントがあるともっと業務範囲を広げ業績アップにも繋げていける・・・常々そう考えていました。それまでは散々他社に魅力的な案件を獲られてばかりでとても悔しい思いをしていたことを思い出します。

 

憧れがまねいた暴走

 

そんな敗北の歴史の中で、2006年、ある大型テント案件が北海道で開催される情報をキャッチしたところから私の暴走がはじまりました。

この大型テント案件を獲得するには、「ヨーロッパ製大型テントを自社購入してレンタル運用するしかない・・・」と思い、日夜、ヨーロッパテントメーカーウェブサイトを見まくっていました。そして、たまたま何の根拠もなくフィーリングで「いいな!」と感じたのが当時のRODER HTS社だったわけです。

直ぐに弊社グループの輸入担当(O氏)に依頼し、RODER HTS社(現 HTS tentiQ)への訪問オファーをとりつけ、翌週には私とO氏で2泊4日の弾丸ツアーでドイツ本社のRODER HTS社を訪問しました。

その際に出会ったのがRODER HTS社の代表ハインツ・ローダー氏でした。あまりにも突然な訪問で、正直、ハインツ氏は、我々がどんな目的で、何をしに来たのかもわかっていなかったと思います。それから、拙いドイツ語と英語で交渉し、二転三転、話がなかなか噛み合わない中、ローダーテント購入契約をその場でしてきました。

契約までミーティング2時間、会食2時間のなんと計4時間。

文字どおり暴走でした・・・

余談ですが、会食で食べたジャーマンポテトやマッシュルームサラダ等もとても美味しくて覚えています。ドイツのボサボサした塩パンもメチャウマでした。お酒は、まず地ビール、そしてドイツワイン三昧で最高でした!また、食事の最後出にてきたコーヒーが美味いのなんの・・・酸味がまったくなく渋いコーヒーがドイツコーヒーの特徴のようです。

 

今じゃ絶対無理!

今となっては笑い話しですが、当時の私は社内のコンセンサスも一切とっていない状況で、ましてや、何の発注権限もない、資金繰りもできていない、購入価格すら漠然とした状況の中で、初面会時に商材をいきなり発注という無謀な契約をしたこと。猛省したのを今でも思い出します。

しかしながら、今思えば、こういった私の暴走が、「もうあとには引けない」と自分にプレッシャーをかけていたのも事実ですし、私の心の中に、大型テント事業に対する愛着と決意が宿ったのだと思います。帰り際にハインツ氏が、弾丸でいきなりドイツに押しかけ、詳しい話もせず直ぐ契約し、あっという間に日本へ帰る私を見て、「神風」と言って笑っていたのが印象的でした。

その後、初面会時に発注したローダーテントが、2004年〜5年に次々と北海道に着荷し、当社受注のイベントでテスト稼働を始めました。

 

本格始動!

そして2006年、ハインツ氏が来道され、当社代表:山地と正式に面会し我社の大型テント事業が本格的にスタートしました。

当時、大型テント事業と言っても、すぐ国内販売という考えはまったくなく、まず我々が国内イベントシーンにレンタル運用し、いろいろ試行錯誤して経験や実績を積み上げ、大型テントの市場掘起こしと、投資回収等の成功事例等を踏まえ、【まず当社がビジネスとして成功しないと販売は絶対しない】と固く誓っていました。

そして、苦節10年、国内各地で多くのイベントレンタル実績をつくり、構造や確認申請のノウハウを構築し、高額な予算をかけ様々な実証実験をおこなって国内建築基準に見合うよう改良し、ようやく2015年から正式に国内販売に着手しました。

以後、お陰様で現在は国内各地の販売先様が12社にも増え、それに続く沢山のオファーもいただけるようになってきました。

また現在、当社の大型テントレンタル在庫は約1万平米以上になり、床材やガラスパネル等のオプション部材も大量に導入して、ありがたいことに毎年繁忙期には在庫が足りなくなる現象が続いております。

また、国内販売の背中を後押してくれたのは、なんと言っても、ローダー社の急成長と技術信頼の高さにほかなりません。年々技術革新を繰り返し、ヨーロッパの中小テントメーカーの数々を買収し、当時ヨーロッパナンバーワンのテントメーカーになり、全世界シェアトップメーカーにまで成長してくれました。

 

<製品立会い検査の様子>

 

大型テントのおかげで得たもの

そうした背景の中、世界一のテント商材を我が社だけの物にしておくのはもったいない・・・ということから、ライバルとか同業とか一切関係なく、もっと国内の同業者さんにもレンタル活用やご購入を検討いただいて、ローダーファンになってもらい、一緒に国内のローダーテントシェアを高めていきたい・・・と素直に思うようになりました。

当社が大型テント事業をスタートして変わったことは、まず、全国各地のイベント会社(主催団体含)・テント企業・自治体等の皆様から頻繁にお声がかかるようになりました。そして、新たな市場を創り、競合する相手も変わり、大型テントがあることで受注幅や単価も増えたため、それに引っ張られるように社内体制の整備が急ピッチで進み、イベントを包括的に受注できる企業へと急成長することができました。また業績も短期間で約2倍以上に拡大することができ、収益の大きな柱に成長しました。

また、仮設建築のノウハウや法令、安全管理、安定輸入体制、国内外物流体制、全国施工体制等、HTS tentiQという商材に出会わなければ得られないことを短期で習得できたことは、今では当社のかけがえのない財産となりました。

そして一番の喜びは、当社と国内販売先様との情報や技術交流がより盛んになり、共に在庫共有することで、今まで手を出せなかった大型イベントの受注チャンス拡大に繋がっていることが本当に嬉しく思います。

 

<世界各地から参加者多数!大型テントメーカーの自社展示会>

 

最後に

近年では、大型イベントはもちろん、屋外ブライダル、式典、レストラン&ビアガーデン、テナントショップ、倉庫等に活用したいと問合せをいただく機会が増え、今年はワクチン接種会場にも活用されております。是非ご興味がある方はご遠慮無くお問合せいただけると幸いです。そして、このコロナ禍が落ち着いた暁には、毎年ドイツで開催していたテントメーカー展示会見学ツアーや、北海道で開催するHTS tentiQ全国ミーティング等を実施できることを楽しみに、益々、この大型テント事業の普及拡大に努めていきたいと考えております。どうぞ、ご期待くださいませ!

 

<弊社過去実績一部>

 

<大型テントの詳細ページは下記から>

この記事を書いた人

堀 裕

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