コラム

【防災訓練】災害に対する正しい知識や認識を学ぼう!

【防災訓練】災害に対する正しい知識や認識を学ぼう!

皆さんこんにちは! 堀です。

前回の防災訓練コラムでは「新しい国家づくりに向けて!」についてお話しました。

 

▼前回の記事(防災訓練コラムvol.2)はこちら

今後は本題の「防災訓練」ついてお話ししていこうと思います。

 

防災訓練を開催するために考えることは?

まずはじめに、防災訓練を企画する際、「数多くの災害の歴史に向き合い、学ぶ」ということが基本でありとても重要です。 なぜなら、それは「私達への命のメッセージ」だからです。

また近年では「未来の想定外の災害を想定した訓練」が最も求められていると感じます。 それはニュースなどで「今まで経験したことのない想定外の大災害」と耳にするフレーズの通りです。

たとえば、訓練のコンセプトは、「人命に直結する身近な災害」、伝えたいメッセージは、「日頃からちゃんと備えておかないと命に関わりますよ」が適正じゃないのかな?と思います。 どのようにして「人命に直結する災害が起きる」という危機感を促すことができるか?が防災訓練の開催価値を高めるとても大切なことだといえます。

そして自主防災の根本である「自分の命は自分で守る」という意識を国民一人ひとりが宿し、育てていくのが防災訓練の大きな目的だと思っています。

 

多くの命を救うためにご提案したいこと

2021年、国内の防災訓練は全国的な緊急事態宣言で大半が中止となっていますが、2022年以降、防災訓練を計画している防災関係機関や各自治体の皆様に私がご提案したいことは、

【①知識・認識の訓練→②実技訓練→③応用訓練の流れで項目別にプログラムを組み、可能な限り地域の多くの皆さんに学んでもらえる事業】をスタートできないか…ということです。

誰を対象にした訓練かでプログラム内容も大きく変わりますが、特に、①知識・認識の訓練がとても重要だと考えています。

そして、少なくとも各地域人口の50パーセント以上が知識・認識の訓練の参加を終えていれば「人命にかかわる災害」が起きたときの被害はかなり軽減できると思うのです。

 

3.11東日本大震災では正しい防災知識が無く、結果亡くなられた方が多数いらっしゃいました。

つまり、今後起こりうる「今まで経験のない想定外の災害」に備えられる「正しい知識や認識」があれば、多くの命は助かるのです。

 

 

 

自ら動ける人を育む防災教育

現在、国民一人ひとりの防災知識は、インターネットやニュース、自治体が発行する防災知識に関する印刷物などからしか得られないのが実態です。

こういった状況下で実働型訓練はあまり意味がないかもしれません。

たとえば、人命救助という観点で参考になるのは、皆さんテレビでお馴染みの「ドクターX」です。 通りすがりの外科医(大門未知子)が街で倒れている人を見かけると、救急車が来るまでの間、その場で適切な応急処置を施し救急救命士に引き渡すシーンを何度も見たことがあると思います。 応急処置範囲の条例という難しい課題もあるのは事実ですが、初歩的な正しい知識があれば私達にできることは沢山あるはずです。 その他、映画「海猿」、「コード・ブルー」、漫画「め組の大吾」等でも見られるように、老若男女問わず、特殊な知識や経験が無くても一人ひとりが命の尊さを知り、自ら学んで行動できる初歩対処方法は沢山あると思います。

 

私が思うに、防災教育は幼少期からの義務教育や大学や専門学校等でも学ぶ義務化の仕組があっても良いとさえ考えています。

たとえば、小学校では①防災学科教育、中学校では②実技学科教育、大学や専門学校では③応用学科教育と各学科・体験・実働教育を取り入れるのが望ましいと思います。通常の勉強も大切ですが、命を守る勉強はもっと大切だと思いませんか??

 

地域の防災力を向上させるために必要なこと

「自分たちの地域の安全は自分たちで守っていく」という自主防災活動組織を沢山作って活性化させていくこともとても大切だと思います。

 

・「ボーイスカウト」を増やし地域の自主防災組織に変化させ活性化させる。

・各地域の少年消防クラブや消防団等の人数を増やし活性化させる。

・救急医療従事者の予備軍となる方々を倍増させる。 など。

 

各地商工会議所や青年部内に防災活動委員会を設置し、地域で自主的に活動している青年会議所やライオンズ・ロータリー団体等も「より、地域防災に貢献する団体」に変化していくことが求められていると感じます。

その結果、「地域企業や団体との連携体制」が実現できると防災力はグンと向上し、いざ災害が起きても傷病者や死亡者を最小限にくい止めることができると思います。

政府が課題としている「防災力向上」とは、こういった取組みによってこそ実現可能なのではないでしょうか。

 

アンカーが提案する防災訓練行事について、詳しくは下記リンクをご覧ください

この記事を書いた人

堀 裕

次回は一般市民や未来を担う子どもたちを対象にした【学識訓練で学ぶべき内容は?】を私見ですがお話しできればと思います。

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